趣旨
国際化、情報化等の進展に伴い、国民のニーズが多様化する中で、適切な国土管理及び円滑な社会資本整備の進め方などに寄与するために、土木技術、資源の循環、環境システム等のハード及びソフト両面についての研究開発を、若手研究者の育成もかねて、九州地区の大学・工業高校等専門学校に対して募集し、それに要する費用を助成するものです。
募集テーマ
1)一般テーマ
土木技術、資源の循環システム、環境対策、地球温暖化対策、持続可能な開発、新分野の取組等のハード及びソフト両面についての研究開発
2)特定テーマ
①地域の活性化・再生
人口の減少、高齢化や産業の衰退などにより悩む地域の活性化、地域の自立を図る基盤整備、魅力ある観光地の創出、よりコンパクトな市街地への再生、コミュニティによる活力あるまちづくりなどが求められています。
そこで
(1)社会的課題解決に向けた住民、NPO、大学、行政が連携して、取り組むまちづくり
(2)観光などの産業振興や高齢社会を支援する社会資本づくりとそのあり方
(3)地方創生、過疎地域の活性化対策
などの幅広い分野におけるハード及びソフト両面からの調査研究。
②インフラの老朽化対策及び生産性向上方策
政府は2013年を「社会資本メンテナンス元年」と位置づけ、これまでにインフラ長寿命化基本計画に基づき行動計画や具体的な点検・修繕計画を展開中です。
さらに国土交通省では、2016年を「※生産性革命元年」と位置づけ、社会全体の生産性向上につながるストック効果の高いインフラ整備・活用や、関連産業の生産性向上、新市場の開拓を支える取り組みを加速化しています。
これを踏まえたインフラの老朽化対策における堅実な取り組み及び生産性向上方策の取り組みに対するハード及びソフト両面からの調査研究。
③九州地域等における防災・減災対策
熊本地震及び九州北部豪雨災害を受けて九州地域等におけるハード対策及びソフト対策として社会インフラを預かる関係機関の備え方や市民への働きかけ、さらにはボランティアのあり方など、多くの切り口からの調査・研究・分析。
応募対象者
九州地区の国・公・私立の各大学・工業高等専門学校の研究者(ポストドクター及び博士後期課程在籍の学生を含む)
助成内容
一件当たりの助成額は、100万円以内とし、助成件数は5件程度とします。
尚、助成件数及び金額については、応募状況に応じて、多少の変更を行う場合があります。
また、文部科学省科学研究助成金の内定者及びその他の助成金受領者については、できるだけ多くの研究者に助成したいとする趣旨から、採択の可否、助成金額について検討します。
研究期間
①平成30年6月中旬~平成30年3月31日
②研究の期間は、原則として単年度とし、場合によっては複数年の期間も可とします。ただし、研究成果の提出は単年度研究と同様に行うものとします。また、研究助成の申請も単年度ごとに行うこととなります。
応募期間
平成30年2月15日~平成30年3月31日
その他の詳しい募集内容等については、下記のアドレスをご参照ください。
http://www.qscpua.or.jp/koueki/bosyuH30/kenkyu.pdf
問い合わせ先
- (一社)九州地域づくり協会 企画部企画課
- http://www.qscpua.or.jp/koueki/bosyuH30/index.html
- 連絡先:092-481-3781