母子生活支援施設等には、DV被害や児童虐待を受けた母と子、心身に障害のある母と子など、心理的・経済的に多様で困難な課題のある方が入所しています。こうした母子世帯が主体的に自立を図るためには、生活の営みの支援、生活の場の確保とともに、就労や進学等に対して支援を行っていくことが重要です。
本事業は、こうした現状に鑑み、未来ある母子世帯の自立支援のための助成、および母子福祉の推進を図る母子生活支援施設等の実践を向上させることを目的とした研究のための助成を実施するものです。
1.母子生活支援施設利用者に関わる資格取得支援援助
■助成対象者
母子生活支援施設を利用している母(以下、当該利用者)
■助成要件
・当該利用者が就労を通じて自立することを目的として取得する資格であれば、通学・通信の種類は問いません(例:運転免許、介護福祉士資格、通信制高校・大学等)。平成27年中(平成27年1月~12月)に受講を開始する場合に申請できます。
※平成27年よりも前から継続して受講している場合は対象となりません。(受講2年次等)
・資格取得に必要な経費が5万円以上である場合に申請できます。必要な経費とは、資格取得のための教育課程・講座等の受講料、受講費用等をさします。
■助成金額・人数
・助成金額 必要経費 10万円以上の場合 1人あたり10万円
必要経費 5万円以上10万円未満の場合 1人当たり5万円
・助成人数 90名
※1施設当たりの申請者数は、原則2名までとします。
2.母子生活支援施設等に入所する子等への修学資金助成事業
■助成対象者
・母子生活支援施設に入所している母子世帯の子
・母子生活支援施設退所後2年以内の子
・児童養護施設に入所する母子世帯の子
※寄付の趣旨により、母子世帯に限定
■助成金額・人数
・助成金額 1人当たり20万円以内 ※助成は1人につき1回まで
・助成人数 40名
3.母子生活支援施設の先駆的実践に対する研究助成事業
■助成対象施設
母子生活支援施設
■助成金額
・施設数・実施期間
・助成金額 1施設当たり100万円以内
・助成施設数 3施設
・研究実施期間 3年以内
■想定される事業内容(例示)
・利用者の就労支援、生活支援、学習支援
・入所時、入所中、退所時の関係団体と連携した支援
・緊急的課題(DV加害者からの避難等)への対応
・職員のメンタルヘルス 等
■申請方法
必要な書類をそろえ施設長が申請してください。必要な書類は問い合わせ先にお尋ねください。
平成27年度 「鯉渕記念母子福祉助成事業」募集要綱 | (PDF:375KB) |
申請書 | (PDF:257KB) |
■応募締切
平成27年2月27日(金)当日消印有効
送付・問合せ先
- 社会福祉法人 全国社会福祉協議会 児童福祉部 「鯉渕記念母子福祉助成事業」 (担当:吉田、樋川)
- http://zenbokyou.jp/
- 連絡先:TEL:03-3581-6503 FAX:03-3581-6509
- E-mail:boshi@shakyo.or.jp
- 〒100-8980 東京都千代田区霞が関3-3-2 新霞が関ビル