第4回生涯学習セミナーは、南里悠介先生(佐賀リハビリテーション病院 医局長)をお招きし、認知症について学びました。(11月20日)
加齢による物忘れと認知症による物忘れの違い、認知症の様々な症状等を分かりやすく説明していただきました。
また、電子ピアノで懐かしい曲を演奏され、曲名クイズ。受講者の皆さんが一緒に歌う時間もあり、和やかな雰囲気でした。
南里先生のお話によると、認知症の予防に必要なことは、「食事」「運動」そして「公民館に行くこと」だそうです。
「食事」・・・抗酸化作用のある野菜、筋肉のもととなるタンパク質がとれる肉・魚・卵などをしっかり摂取する。
「運動」・・・ウォーキングなど手軽に出来る運動を行う。家で座りながらできるNHKのテレビ体操はおすすめ。
「公民館」・・・文化・芸術活動は認知症の予防や進行抑制に効果あり。公民館講座やサークル活動での学び、いろんな人と会話ができる公民館に出かけることは認知症予防にもぴったり。
また、認知症には様々な原因があり、治療で治ることもあるので、早めに専門医に診てもらうことも大切です。診察は家族も一緒に行くことを推奨されていました。
最後に、「認知症は誰でもなる可能性があります。『ゼロ認知症』ではなく、認知症と上手に付き合い、だれもが自分らしく生活できる『with(ウィズ)認知症』の優しい地域づくりを目指していきましょう」とまとめられました。