新栄校区は、五龍神社やその浮立、八戸城などは良く知られているが、「地域には、歴史的なものは何もなか」という声を聞くことが多かった。しかし、今年度の歴史文化部会(新栄歴史マップ作成委員会)の調査で、古くから地域の人々によって祀られてきた社、石造物など数多く散在していることが分かった。身近にあるこれらの社や石造物に直に接すると、歴史に中で築かれた地域の人々の信仰心、強い絆などを感じ、机上では味わえない感動を覚える事が出来た。今、薄れがちな人々の絆を、先人たちは、これらの社や石造物を通して培ってきたのではないかと思う。
これからも新栄の歴史を掘り起こし、そして歴史的遺産を共有することに よって、まちづくりに役立てていけたらと思っている。