日新まちづくり協議会の地域文化部会では、日新校区や佐賀の歴史について、日新校区の皆様の知識を深めるための講演会活動をしています。
今年度は、11月27日に日新公民館多目的ホールにて歴史講演会を開催し、34人の参加者での講演会となりました。
講師には、佐賀城本丸歴史館 副館長 古川英文様をお招きし「江藤新平について」を講演して頂きました。
講演では、まず「日新」という言葉の意味について「今日という一日を過去にとらわれず、新たな一日として取り組むこと」と言うお話がありました。その後、江藤新平の人柄や人物像について触れられ、司法以外にも多岐にわたる要職を歴任し、明治維新の重要な役割を果たしたことが説明されました。特にその原動力となったのが佐賀藩の高い学力であり、維新期において佐賀藩から優秀な人材が輩出され、日本の礎を築いたことが語れました。また、佐賀の戦争(佐賀の乱)において、江藤新平の関わりの発端が、佐賀藩士との関係性が深く影響してたことについての話も大変興味深く拝聴いたしました。
今回の講演を通じて、維新期での佐賀藩の学力の高さが生み出した優秀な人物の働きについてとても興味深く、江藤新平やその他の佐賀賢人たちについて、その業績を佐賀藩の高い学力と言う観点から掘り下げてみることで、更に興味深い発見があるのではないかと感じました。
参加者の皆さまにも熱心にご清聴いただき、素晴らしい講演となりました。改めて、古川様にお礼を申しあげます。