日新まちづくり協議会の地域文化部会では、1年に2回、日新校区や佐賀の歴史について知識を深める講演会をしています。
今年度第1回目として、6月25日に日新公民館多目的ホールにてコロナ対策をとった上で、文化講演会を開催しました。
講師には、元昭栄中学校校長で前の佐賀女子高校校長でいらっしゃいました吉木知也様をお招きし「地域合校 未来に乾杯!」という演題で講演をして頂きました。
ご講演では、講師の子ども時代を面白可笑しく話され、聴講されている皆さんを昔の日新校区の町の思い出に引き込まれ、開始早々の"いちご白書をもう一度"の懐かしい曲の歌声で掴みはOKと言う感じで、講演は始まりました。
本題は、町民の健康、町の安心安全、教育から始まり、子ども達を取り巻く環境の変化、子どもを育むために大切にしたいこと、それから地域合校("学校"の誤記ではありません)と話は進みました。
地域合校の構想とは次のようなことでした。地域では近所付き合いを敬遠してのマイホーム化、家庭では家族の繋がりを薄めるマイホーム化、そのような環境の元、子どもの心境が室内でのテレビゲーム、メール依存による孤立化に進んでいる。そこで、一人で遊べる今の子ども達を「人といることが楽しい」「人と一緒に何かをしたい」と感じる子どもたちに向かわせるために、地域の人のコミュニケーションを交わす場や公民館での地域寺子屋、子ども会での感動体験などを通して、生活体験、自然体験、社会体験をたくさんできるよう地域で子どもを育んでいく合校を作っていこうと言うものでした。
聴講された皆さんは話に聞き入り、改めて地域活動を通しての子どもの育成の大切さについての考えを新たにされたようでした。講演最後は"乾杯"の歌で締めくくられ大盛況のうちに終了しました。
コロナのため人数制限をしての開催でしたが、参加者の皆さんも熱心に聞いて頂き、素晴らしい講演会となりました。
次回は9月頃を予定しています。何をテーマにするかは楽しみにしていて下さい。