日新まちづくり協議会の地域文化部会では、1年に2回、日新校区や佐賀の歴史について知識を深める講演会活動をしています。
今年度第一回目として、6月26日に日新公民館多目的ホールにてコロナ対策を十分にとった上で、佐賀賢人のひとりであります島義勇についての歴史講演会を開催しました。
講師には、佐賀城本丸歴史館の副館長でいらっしゃいます古川英文様をお招きし「島義勇入北記」について講演をして頂きました。
島義勇は、明治初期に北海道の札幌を中心として都市を建設するために尽力した人です。
ご講話を拝聴し、北海道で有名な佐賀出身の島義勇について知識を深めるとともに、島義勇の派遣に至った鍋島直正公の知見の広さと未来を見る目に感銘を受けました。
特に鍋島直正公が北海道に着目したことや、直正公の命を受けた島義勇が北海道の地形、物産、地元の人との交流観察や佐賀藩との物流を目的にするなど、侍なれど探検家か学者、はたまた企業家の様にも思えたところや直正公の世界感にも改めて気づくことができて大変興味深かったです。
コロナのため人数制限をしての開催でしたが、参加者の皆さんにも熱心に聞いて頂き、素晴らしい講演となりました。