夏休みに入った日曜日、7月21日に佐賀平野北縁断層帯における地震の発生による家屋の倒壊及び本庄江川の堤防の決壊による浸水被害を想定した、避難訓練がありました。
午前6時に避難準備情報が発令され、西与賀校区内に設置してある5か所の防災無線塔から放送されました。
住民のみなさんは、町区内の一次避難所へ集合し、避難行動要支援者への安否確認が行われています。
午前6時30分に避難勧告が発令され、人数を確認後、自治会長が引率して2次避難所の西与賀小学校へ避難を開始。
原則は徒歩、歩行困難者については自家用車も可といたしました。実際には、自家用車での避難は30数台にとどまり、ほとんどの人が徒歩での避難をされていました。
受付が終わった人は、町区名のプラカードごとに集合し、人数を集約します。
広報パトロールを終えた消防団は、次の作業を確認
大串本部長による挨拶
避難訓練には、毎年200名を超える参加者があります。新年早々には能登地震が発生し、半年経った今でも避難生活を余儀なくされています。地元佐賀は、幸いにも災害らしい災害を免れています。しかし、災害はいつどこで発生するのか分かりません。日頃の備えをお願いしたい。自助・共助・公助にもう一つ付け加え、「ご近所」さんに声掛けをしていただけたらと思います。
また、協賛していただいた、佐賀光郵便局様、佐賀市危機管理防災課、まちづくり協議会、校区社会福祉協議会、西与賀公民館様に感謝申し上げます。実のある訓練となるように切に望みます。
今年は、熱中症対策として看護師さん2名に待機してもらいました。
恒例のラジオ体操はスポーツ協会
次は、救命ボートの組み立てと試乗
西与賀小学校プールlをお借りして試乗体験、消防団が大活躍!
早朝からの避難訓練ではありましたが、雷が響いたりムシムシしていました。試乗した子どもたちの感想は、ボートの上はフワフワで、運動場よりヒンヤリして気持ちよかった。といっていました。このボートも利用しないですめばいいんですが、大雨の時は道路がすぐに冠水してしまう町区があります。家で孤立するよりは、顔なじみの住民が町区の公民館に避難できれば心強いはず。ご近所さんで助け合いができるように日頃のお付き合いが必要ですね。
参加賞品は、佐賀光郵便局さんからウェットティッシュ、まち協と社協さんからパン、佐賀市危機管理防災課さんから非常食、自主防災会本部からはお茶でした。きょうは、ジットリとしたお天気だったので、少し体調が悪くなられた方が居られました。看護師さんが対応してくださったので重症になられず回復されました。
今後の課題としては、西与賀の住民が安心して安全に暮らせるように、役員自体が緊迫感を持ち、防災・減災への意識を高めなければいけないと思います。