城西団地老人クラブは、親を看取り、加齢に伴う身体の衰え・認知症・老老介護と将来を案じる高齢化社会の真っ只中です。顔を合わせると「腰の痛かけん、通院してる」とか「体の動かんごとなったらどがんしゅーか」、家族には迷惑をかけられない、施設を利用するにも費用がかかり経済的にも不安がいっぱいと井戸端会議でもちきりでした。このモヤモヤを少しでも解決しようと、6月29日㈯、午前10時から城西団地公民館で「介護の出前講座」を開催しました。なんと31名の参加があり資料が不足するほどでした。
講師は、高柳にある「てまり住宅型有料漏示ホーム」代表の 秦 慎一郎氏
老人ホームって、いったいどういうとこ?から始まった講座に聞き入る参加者は、自分事として真剣に聞き入りました。
公的機関と民間型に分かれている老人ホーム。
公的機関は特老といわれる「特別養護老人ホーム」です。要介護3以上の高齢者が入居できる施設ですが、格安であるため空きがありません。
民間型は、有料老人ホーム、グループホーム、通所介護デーサービスがあります。
24時間介護付き老人ホームもあれば、生活支援が中心で、介護が必要になれば訪問看護や通所介護など外部の介護サービスを利用する住宅型有料老人ホーム。また、すべてが自由で自立した人が利用できますが、介護が必要になった場合は退去となる健康型有料老人ホームもあります。費用については、12~13万円。ほかに介護保険・病院や薬代・付き添いの時給など+αが追加請求されることが説明されました。
財源があれば難なくクリアできますが、年金生活です。ホームなのか在宅介護なのか、まず自分に合った利用方法を考えましょうと述べられました。介護保険を利用するには介護認定が必ず必要です。すぐに認定はおりません。自分が不安に感じたら、まず精神的な介護予防が必要です。「おたっしゃ本舗」に相談したり、介護保険申請もできます。。認定が下りれば、在宅でヘルパーさんの支援も受けられるので精神的にも回復するのではないでしょうか。
心配事は、地域の民生委員さんにも声掛けしてください。城西団地には強い味方の伊藤さんが居られます。施設に入居するにも費用はもちろん、入居後の希望が叶うのか、食事やスタッフの様子やケア体制、良い施設より自分に合う施設かどうかの見極め方などくわしく説明され参考になることばかりでした。
いつまでも元気でいるためには、自分の居場所を作り、おしゃべりしたり、ちょっと体を動かして何処かへお出かけたりして穏やかな余生を楽しみましょう。
デーサービスを利用されている方やヘルパーさんをされている方も参加されていて、くわしく説明されたので参考になりましたと、とても好評でしたので次回も企画したいと思います。