12月に予定されていた防災訓練が2月25日(日)西与賀小学校グランドと体育館で開催され、三連休にもかかわらず250名の参加がありました。
午前8時30分から受付が開始され、ハイゼックス炊飯をするためのお米詰めを体験。
今年も半合の無洗米をハイゼックス袋に詰めて、心持多めの半合分の水を入れ空気を抜いてゴムで縛ります。あとは、炊飯係にバトンタッチ。今までは、日赤さんや乾留さんから炊飯用の大釜をお借りしてガスで炊飯をしていましたが、今年はライフラインが止まった!と、想定して薪で炊飯しました。
自前の大鍋2つ、羽釜2つの4台を使用しました。大釜にはハイゼックス40個、羽釜には20個を入れ、一回に120個が炊飯できました。ガス炊飯では30分炊飯し5分蒸らしますが、今回は35分炊飯しました。
お湯の蒸発が早いので様子を見ながらお湯を足す作業が必要ですが、美味しく炊きあがり、今後の炊き出し訓練に自信がつきました。空気抜きが出来てないハイゼックス袋は破裂していましたので、毎回指導が必要です。
消火訓練・・西与賀消防団の方から指導を受けました
冬場は空気が乾燥して火災が発生しやすくなります。被害を抑えるためには初期消火が重要です。
火災が発生したら逃げ道を確保して大きな声で周囲に火事を知らせ、消火器を準備しましょう。
1.大きな声で 「火事だ~~」
2.消火器の安全ピンを抜く
3.ノズルを火に向け噴射する
4.レバーを強く握る
※燃えている炎にかけても火は消えません。炎の根元に噴射すること。また、消えたからといっても再度発火することがあるので消化液は一本使いきりましょう。
炎が大きすぎる場合は、すぐ避難してください。まずは、火災を出さないこと!
救急講習・・広域消防局南部消防署久保田出張所の方から、心肺蘇生やAED使用方法について指導を受けました
AED操作訓練は毎年受けているものの、その時になれば気が動転しどうしていいのかわからなくなります。何回も講習を受け、体で覚えるしかありません。意識の確認をして、救急車やAEDの手配を周りの人に応援してもらい、意識がない場合は直ちに心肺蘇生を行いましょう。
AEDが到着すれば音声で操作方法が案内されるのでそれに従い、救急車が到着するまで心肺蘇生を続けます。AEDで人の命を救うことができます。講習会の機会があるときは、臆せず参加してほしいです。
竹竿2本と毛布を使った簡単な担架づくり・・西与賀消防団の方から指導を受けました。
ジャンパーなどの上着は前を閉じ袖を内側に入れて、それぞれ袖に竿を通せば担架になります。3枚4枚と通せば強くなります。
すべての講習が終われば、ハイゼックス炊飯と豚汁の試食
美味しく炊けてました、と、よろこんでもらい、スタッフもホッとしています。
毎年、体育館は寒かぁ~寒かぁ~と、あっちこっちから声がありましたが、今年はプレーマットを体育館内に敷いたので、みなさんゆっくりとされていました。これも避難所運営に必要なことだと改めて感じてます。
お正月早々から能登半島地震が発生し、楽しいお正月のはずが家族や住まいをすべてを失くされ、生活のめどもたたなくまだまだ避難所生活を余儀なくされています。
災害はいつどこで発生するかわかりません。備えをしておきましょう!