11月28日(木)の成人学級は、ウサイエン製薬会社の野中 源一郎 先生をお招きして、「食と健康」というテーマで、身近な食べ物に含まれる自然薬についてお話していただきました。講義中、参加者のみなさんが熱心に手帳にメモを取られる姿が、とても印象的でした。
前半は、バラ科の植物(ウメ、モモ、アンズ、ビワ、サクラなど)のタネに含まれる"青酸"の効用について。
青酸は"青酸カリ"の青酸ですね。植物のタネにそんな危ないものが含まれているなんて!と、みなさん驚きの様子でしたが、青酸は少量取ると、咳止めや鎮痛などに効果があるそうです。なので、
後半は、お茶、柿、玉ねぎ、れんこんに含まれる"渋(しぶ)"について。最近はいろいろな食品のパッケージに、「ポリフェノール増量!」と謳った商品がよく見られますね。ポリフェノールには抗酸化作用があり、活性酸素の働きを抑えることで、様々な健康効果があるそうです。
お茶の産地である静岡県は、ガンの死亡率が全国と比べても低く、特に中川根町は一人あたりのお茶の消費量も年間1800グラム(1日5グラム)と多く、胃がんを発症する男性の割合が全国平均の5分の1だそうです。
みなさん、これからは"お茶"です。自宅でお茶をたくさん飲んで健康になりましょう。
次回の成人学級は、年末も押し迫った12月26日(木)。「食と健康 その2」として、野中先生にお話の続きをしていただきます。次回のキーワードは「1日5グラム」だそうですよ。覚えておいてくださいね。