ニセ電話詐欺の出前講座を行いました。

安心・安全部会

安心・安全部会

令和6年1月25日(木)西川副公民館にて成人学級を開催し、「佐賀市内で発生しているニセ電話詐欺の状況と対策」について講師として佐賀市生活安全課の田中庄太さんを招き、35名の参加で行われました。冒頭佐賀県が令和4年度ニセ電話詐欺の被害額が5,456万円と全国でも高いと話され、内容としては預貯金詐欺、オレオレ詐欺、架空請求詐欺の事例をあげて説明されました。被害にあった方々は、当初疑っていたが巧みな話術で誘導されていったそうです。県内の被害状況を年代別では20代(8件)、30代(3件)、40代(5件)、50代(5件)、60代(9件)、65以上(44件)各年代まんべんなく被害にあっており、いつ自分が被害にあってもおかしくありません。詐欺師は被害者の心理を巧みにコントロールします。最初は権威性(警察官・市役所職員・裁判所・銀行員・医師など名乗り安心させる)を伝え、不安・恐怖(我が子のトラブルなど)を説明し、時間的切迫(今日中・何時まで)と心理的に追い込み、被害者に合理的判断ができなくなるように連絡する。次に各種詐欺の手口と対応を説明されました。①オレオレ詐欺:手口では風邪で声が変わった。株で失敗した、会社の金を失くした、旦那のいる女性を妊娠させた。ポイントとして一度電話を切る。②還付金等の詐欺:手口は市役所の○○です、医療費の還付があります、近くのATMで受け取りをお願いします。ポイントとしてATMで還付金受け取りは絶対詐欺。③架空請求詐欺:手口は有料サイトの利用料を支払え、パソコンがウイルスに感染した。ポイントは周りの人に相談、パソコンのサポーターは手数料請求はしない。電話でのお金の話は全て詐欺です。ニセ電話詐欺の対策は①留守番電話を利用する。②非通知着信を拒否する。それでもニセ電話を受けてしまったら、誰かに相談、通報する。次にショートメールで「荷物が届いています」は詐欺です。荷物は不在者表を使っています。最後に参加者からの質問を受け分かり易く説明されました。

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