令和5年1月26日(木曜日)西川副公民館の集会場にて成人学級「心肺蘇生」の出前講座を開催しました。講師は南部消防署の救急救命隊4人が来られ、28名が参加しました。公民館田中館長の開会あいさつ後、楠田講師が応急手当講習テキスト改訂5版を抜粋し分かり易く説明されました。・心肺蘇生のでは胸骨圧迫と人工呼吸を行うが、コロナ禍の中では、人工呼吸は省いてもよい。・救命処置の流れを実技で行われ、①倒れている人を見つけたら、安全確保し接近する。②両肩をやさしく叩き意識の確認をする。③心肺蘇生が必要と判断したら、安全な場所に移動させ応援者を依頼する。④胸部、腹部を目視にて呼吸の確認をする。⑤胸骨圧迫を開始する(1分間に100~120回)⑥AEDが届くと使用し、救急車が到着するまで胸骨圧迫を続ける。・AED使用手順で、電極パットを貼り付ける時の注意点として、①胸が濡れている時は拭き取る。②シップ等は剥ぎ取るが、ニトログリセリン製剤やぜんそく薬を使用されている場合は、薬を拭き取る。③心臓ペースメーカーを植え込まれている場合は、避けてパットを貼る。・気道異物の除去では、腹部突き上げ法と背部叩打法があり、子供の場合と大人の場合のやり方を実技しながら説明されました。最後に冬場に注意したい病気として、ヒートショック、脳卒中、低体温症、水分不足が挙げられました。その後質疑を終え、閉会をしました。参加者の声として、「何度聞いても身近に感じている」と言われました。