2月3日(月)、本庄小学校体育館で開催された6年生対象の「理容体験」の取材に行きました。この体験活動の目的は「理容体験を通じて、仕事のやりがい・苦労・楽しさを味わわせ、子どもたちの勤労観・就業観を育む。」ということでした。
講師は「佐賀県理容生活衛生同業組合」の会員の方で、理容体験の支援者として現役の理容師が多数参加されていました。また、6年生81名の子どもたちが参加していました。
(大勢の理容師の方が参加し、子どもたちの理容体験の支援を行いました)

6年生の子どもたちは3~4名のグループに分かれ理容師の方からはさみやバリカンの使い方を学び、実際にマネキンの髪をカットしたり、切り揃えたりする作業に取り組みました。はさみやバリカンの使い方が難しかったようですが、理容のプロの的確なアドバイスや支援を受けて楽しそうに集中して作業に取り組んでいました。


また、子どもたちは去年理容師の国際大会で準優勝された理容師篠田隼さんが、担任の先生(2名)の髪をカットするデモンストレーションも見学しました。篠田さんがはさみやバリカンを使って手際よくカットや刈り上げを行い、仕上がりの見事さに子どもたちは驚いた様子でした。
(真剣なまなざしで作業に取り組む子ども)
(デモンストレーションを見学する子どもたち)
子どもたちから「理容師の方からたくさんのアドバイスをもらいながら理容体験ができました。今日はとても楽しかったです。」「理容師の方に髪を切ってもらって、先生の印象がとても良くなりました。プロの技はすごいと思いました。」「カットをしたり、バリカンでそったりする時、ちょっとした工夫でいい感じになることが分かりました。また、やってみたいと思いました。」「この仕事はけっこう責任があると思った。それにやりがいのある仕事だと思った。」などの感想がありました。


また、職員の方から、「将来の職業について、これから考えていく6年生にとって、理容業を知り、実際にプロの技を見せてもらい、自分たちも本物のはさみやバリカンを使って髪を切る体験ができて本当に良かったと思います。」「この理容体験を通して、子どもたちに理容業というものに興味を持ってもらいたかった。今年もこの現場に立ち会うことができ、生き生きとした子どもたちの様子を見て、場を作っていただいた佐賀県理容組合の皆さんに改めて感謝です。」という感想がありました。
本庄小学校で開催された「理容体験」は進路の探索や選択に関わる基盤形成の時期にある6年生の子どもたちにとって、理容師が持つプロの技に触れたことで仕事への関心やあこがれをいだく機会になり、子どもたち一人一人の勤労観や就業観を育てる「キャリア教育」に繋がる素晴らしい実践活動だと思いました。
佐賀市教育委員会 社会教育課
本庄小学校で開催された「理容体験」は進路の探索や選択に関わる基盤形成の時期にある6年生の子どもたちにとって、理容師が持つプロの技に触れたことで仕事への関心やあこがれをいだく機会になり、子どもたち一人一人の勤労観や就業観を育てる「キャリア教育」に繋がる素晴らしい実践活動だと思いました。
佐賀市教育委員会 社会教育課
子どもへのまなざし運動・若者支援推進室