佐賀錦のキーホルダーづくり(本庄)と親子木工教室(西与賀)

 今年1月と、2月に開催された、子どもの体験活動について紹介します。

 1月25日(土)、本庄公民館で「本庄子どもチャレンジ:佐賀錦のキーホルダーづくり」が行われました。この体験活動は本庄公民館が主催し、講師は佐賀錦振興協議会の方でした。
 佐賀錦は、金・銀・漆を貼った特製の和紙を細かく裁断したものを経糸(たて糸)、絹糸を染色したものを緯糸(よこ糸)として織りあげたもので、非常に根気のいる精緻な技術を要するため、一日わずかしか織ることができないそうです。
 子どもたちは、まず「佐賀錦」を織る体験を行いました。「自分が想像していたよりも難しかったです。1cm、1cmつくる大変さが分かりました。」「いつの間にか1時間経つ感覚が他のものでは味わえないものでした。金色が目を刺激したけど、それも楽しかったです。」などの感想がありました。子どもたちは初め、ぎこちない手つきでしたが、スタッフの方の手厚い支援でコツをつかむと、真剣な面持ちで長時間集中して作業に取り組んでいました。
つぎに子どもたちは、佐賀錦のキーホルダーづくりを行いました。「自分の好きな柄やキーホルダーが選べて良かったです。上手にできました。」「佐賀錦は遠いもの、よく知らないもの、私とは関係がないものだったけど、佐賀錦のキーホルダー作りは身近なもので良かったです。」「好きな佐賀錦の模様を選べてうれしかったです。自分だけのキーホルダーができあがりました。」などの感想がありました。
 子どもたちはキーホルダーづくりを楽しみながら行うことで、佐賀錦の美しさや魅力を感じることができたと思います。

(子どもたちは楽しみながら意欲的に佐賀錦の体験活動を行いました)
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 2月9日(日)、西与賀公民館で「家族とふれあい木工教室」が行われました。この体験活動は「まちづくり協議会子育て部会」が主催し、講師は佐賀建設労働組合の方でした。
そして、作業の支援者として大工の方8名と子育て部会の方が11名、小学生13名とその家族など総勢51名の参加があり、とても賑わいのある行事になっていました。
 作業に入る前、講師の古賀さんがスライドを使って本立て作りの説明をされました。その後、子どもたちは作業を行いました。子どもたちは初め、「のこぎりを使っての板の裁断」「ボンドを接着面につけて金づちで釘を打つ」などの作業に緊張して戸惑っていました。しかし、大工やスタッフの方が、個別に入って丁寧に作り方のポイントを説明し、熱心に支援されたので、子どもたちは安心しながら集中して作業に取り組むことができ、1時間ほどで「本立て」や「ラック」を完成させました。子どもたちは自分の作品が完成した時、その出来栄えに満足したようで笑顔いっぱいになりました。
 西与賀公民館で開催された「家族とふれあい木工教室」は、子どもたちにとって達成感を得る機会となり、地域の方や家族との交流やふれあいの場となったと思います。また、記憶に残る楽しい思い出作りにもなったと思います。

(子どもたちは集中して作業に取り組み、作品の出来栄えに満足していました)
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佐賀市教育委員会 教育部 社会教育課
子どもへのまなざし運動・若者支援推進室       
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