1月14日(火)、1月15日(水)、1月16日(木)の3日間にわたって川上小学校で全校児童対象の「新年暗唱大会」が行われ、のべ27名の地域の方が審査員として参加されました。
この行事のねらいは、「学力向上(基礎学力の定着と学習意欲の向上をめざす)」「地域連携教育の充実・自己肯定感を高める(地域の方に日ごろの学習の様子を聞いてもらいほめてもらうことで、やる気や達成感を持たせる」ということでした。
また、暗唱する内容は、1年生「詩:みみずのたいそう」、2年生「いろは歌・十二支」、3年生「俳句」、4年生「百人一首」、5年生「枕草子」、6年生「吾輩は猫である」
取材に行った1月14日(火)の「新年暗唱大会」は6年生が参加していました。そして、教科書に記載されている「吾輩は猫である」の一節を審査員の前で暗唱しました。
子どもたちは審査員の方に教科書を渡して暗唱する所を示し、大きな声で「よろしくお願いします。」と言ってお辞儀をしてから暗唱を始めました。
審査員の方は「すごいね。上手に暗唱できたね。」「合格です。頑張って練習しましたね。」「さすがだね。大きな声で言えましたね。」と褒め言葉をかけたり、うまく暗唱できなかった子どもに「惜しい。もう少しで暗唱できるよ。」「まだ時間があるから大丈夫だよ。」と励ましの言葉をかけたり、とても温かく受容的な態度で暗唱を聴かれていました。
(地域の方は支持的・受容的な態度で子どもたちの暗唱を聴かれていました) 子どもたちの感想に、「暗唱を聞いてくれてありがとうございました。最初、『最後まで言えるかな』と心配だったけど、地域の方が優しく教えてくれたり、ヒントをくれたりしたおかげで安心して最後まで言えました。それに終わった時、笑顔で手を振ってくれたことが一番うれしかったです。やっぱり笑顔は魔法ですね。本当にありがとうございました。」「今日、『吾輩は猫である』を暗唱して緊張したけど、練習よりすらすら言えたので良かったです。少し分からないところがあったけど、教えてくれて全部言えました。地域の人たちはとても優しくてほめてくださり良かったです。これからも地域の人たちとの関りを大切にしたいと思います。」などがありました。
川上小学校で実施された「新年暗唱大会」には、地域の方が多数審査員として参加されていました。子どもたちは地域の方の温かい励ましや承認(褒め)の言葉を聞いて学習への意欲を高め、学びの喜びを感じる機会になったと思います。
また、学校が地域と連携・協働した学習を仕組んだことで、子どもたちの学習がより充実・深化したものになり、学習効果や成果をあげることができたと思います。
佐賀市教育委員会社会教育課
子どもへのまなざし運動・若者支援推進室
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