佐賀市金立町にある国史跡東名遺跡は、国内最古の湿地性貝塚です。発掘調査で出土した日本最古の「編みかご」などは大変重要な資料となっています。8000年前のくらしの様子がよくわかる東名遺跡は、日本文化のルーツともいえ、佐賀の地に受け継がれているモノづくりの起源はここにあるのかもしれません。
現在、東名遺跡をはじめとした佐賀市の歴史を詳しく知ってもらう施設の建設計画を進めています。令和10年度の開館に向け、地域に愛される施設とするために、応援してくださる方々と一緒になって東名遺跡を活用していきたいと考えており、モノづくりなどの体験をとおして、昔のくらしに触れ、貴重な遺跡を守り、伝える大切さを感じてもらう取り組みを行っています。
今年度も「金立町はがくれの里まつり」などの催しに参加させていただき、「火起こし」「貝輪づくり」「土笛づくり」「勾玉づくり」など、モノづくりを中心としたメニューを用意し、子どもから大人まで、幅広く多くの方々に参加いただきました。モノづくりの楽しさや大変さをとおして、昔のくらしに想像を膨らませ、モノを大切にすることに気づいてもらえたらと思っています。
これからも教科書だけではわからないリアルな体験を通して、佐賀の歴史に導かれる「佐賀のよさ」を発見し、郷土への愛着を育む取り組みを継続していきたいと思います。
※東名遺跡の出土品からみえる縄文時代のものづくりを紹介する
企画展「縄文のものづくり-縄文人の自然素材利用-」開催中
場所:吉野ケ里遺跡展示室〈令和7年1月19日まで〉ぜひご覧ください!
佐賀市教育委員会社会教育課
子どもへのまなざし運動・若者支援推進室
★子どもへのまなざし運動 推進中!★