第1回川上っ子算数検定が開催されました

 9月9日(月)、9月10日(火)の2日間にわたって川上小学校で全校児童対象の「第1回川上っ子算数検定」が開催され、10名の地域の方がボランティアとして参加されました。
 この行事のめあては、「基礎学力の定着と学習意欲の向上」「地域の方に日ごろの学習の様子を聞いてもらい、ほめてもらうことでやる気や達成感を持たせる」でした。
また、算数検定の内容は、「1年生:たし算(繰り上がりなし)」「2年生:たし算(繰り上がりあり)」「3年生~5年生:かけ算ばらばら九九(段ごと)」「6年生:単位換算・公式」でした。

(子どもたちは真摯な態度で校長先生の話を聞き、「暗唱検定」に臨みました)
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 子どもたちはボランティアの方に答え付きの「計算カード」「九九カード」を渡し、大きな声で「よろしくお願いします。」と言ってお辞儀をしてから算数検定を受けていました。そして、ボランティアの方は九九や計算の問題を子どもたちに出題し、一問一答形式で算数検定が行われました。
 ボランティアの方は「すごいね。合格です。」「全部言えたね。ベリーグッド。」「よく練習しましたね。」と褒め言葉をかけたり、うまく言えなかった子どもには「とても惜しかったよ。」「もう少しでできると思うよ。」と励ましの言葉をかけたり、とても温かい受容的な態度で子どもたちの暗唱を聴かれていました。算数検定に合格した子どもたちは、笑顔でガッツポーズをしたり、「合格、やったあ。」と嬉しくて歓声をあげたりしていました。
 
(ボランティアの方はとても温かい受容的な態度で子どもたちの暗唱を聴かれていました)
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 子どもたちの感想に「私が言えた後、地域の方に『すごいね。』と言ってもらえました。その言葉を聞いて、どんどんやる気が出てきました。みんなふつうに言えていました。『友だちに負けないぐらいがんばろう。』という気持ちになりました。」「今日、算数検定で九九の3の段や4の段、5の段、9の段を全部大きな声ではきはき言えました。1回もまちがいなく言えました。地域の人が『ベリーグッド』と言ってくれたので、とてもうれしかったです。」「今日はお忙しい中、算数検定に来てくださってありがとうございました。ぼくは、地域のみなさんが優しいまなざしで見守ってくれたので成功できました。成功してうれしかったです。ありがとうございました。」などがありました。

 また、ボランティアの方からは「2学期の始まりの週、算数検定の聴き役になって良かったです。算数検定に挑戦する子どもたちからたくさんのエネルギーをいただきました。緊張しながらも一生懸命に発表する初々しい子どもたちの姿は感動的で輝いており、子どもたちにとって達成感や自己肯定感、意欲を高めるイベントだと思いました。算数検定は子どもたちにとって、とても有意義な密度の高い取り組みだと思います。われわれも一生懸命検定を受けている子どもの姿を見て、元気をもらいやりがいを感じる機会になりました。」と感想を述べられました。

 吉田校長先生から、「夏休み明けの川上小学校の子どもたちが地域のみなさんの愛情をエネルギーとして、2学期の学校生活や学習に前向きに取り組んでくれることを一番の目的としています。」という話を聞きました。
 「川上っ子算数検定」は、子どもたちにとって地域のボランティアの方の温かい励ましや承認(褒め)の言葉を聞くことで、意欲や自信を高める機会になったと思います。また、学校と地域が連携・協働したことで、子どもたちにとってより効果的な学びの場になったと思います。

佐賀市教育委員会 社会教育課  
子どもへのまなざし運動・若者支援推進室    
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