家の近くに、佐賀市が管理している公園があります。
ブランコやすべり台、砂場、キャッチボールができるぐらいの広さの広場がある利用しやすい大きさの公園で、小さなお子さんや中高生など、たくさんの市民の方が利用されているのを目にします。
公園は、いつもきれいに保たれていて、見通しもよく、近くを通ったときには、こどもたちの元気な声が聞こえてきます。
市の公園なので、年間を通して緑化推進課の職員の方が、公園の維持管理をしてくださっていますが、それに加えて、何年も前から地域の方が毎日のように、公園内の清掃をしてくださっています。
集めたたくさんのゴミや枯れ葉は、数袋のボランティア袋にぎっしりと詰め込んで、公園の入口近くに整頓して並べられています。
数年前、その公園をよく通っていたので、地域の方が清掃してくださっているときに、挨拶をしたり、一緒にゴミ拾いをしたりしました。
お話をすると、いつも清掃をしてくださっていたのは、自治会長さんで「こどもたちが気持ちよく遊んでほしいので、公園をきれいにしておきたい」とおっしゃっていました。
決して短くはない時間を費やし、公園で遊ぶこどもたちのことを想像しながら行動に移せる実行力に頭が下がる思いでした。
何回か公園でご一緒したときに「こうやっていつも清掃していたら、いいことあったよ!市役所から遊具を新調してもらうことになったから、こどもたちも喜ぶよ!」と自分のことのようにニコニコしながら話していらっしゃったのが印象的でした。
最近は、以前と比べて「地域との繋がりが少なくなってきた」と言われています。 確かに、直接的に触れ合う機会は少なくなってきたかもしれませんが、陰で支えてくださっている地域の人たちがいることを再認識し、うれしく、頼もしく感じたできごとでした。
佐賀市教育委員会社会教育課
子どもへのまなざし運動・若者支援推進室兼務主査(子育て総務課)
< できる人が できる時に できる範囲で >
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