「夏休み期間中、有意義な行事や活動が開催されています①」

　夏休み期間中、各校区で子どもたちの安心・安全な居場所を作り、有意義で思い出作りとなるような行事や活動が開催されています。８月２日（金）、北川副公民館では、「北川副夏休み将棋教室」が開催されました。日本で古くから楽しまれていて、深い思考力や精神力、さらに礼儀作法なども育むことができる将棋教室には４０名を超える子どもや大人が参加し、会場は賑わいのある雰囲気でした。はじめに、スタッフの方が「駒の種類や名前」「駒の動かし方」「攻め方・守り方」を説明されました。その後、子ども同士や大人、親子で対局を行いました。ほとんどの子どもたちは初心者でしたが、一生懸命考えながら駒を動かし落ち着いた態度で取り組んでいる姿がとても印象に残りました。

（子どもたちは一生懸命考えながら駒を動かし、落ち着いた態度で取り組みました）

　８月５日（月）、高木瀬公民館では、「夏休み子ども教室（習字）」が開催され、１７名の子どもたちが参加していました。講師は北陵高校の先生で、支援・補助は北陵高校の生徒（５名）や書道サークルの方（６名）が行いました。
　はじめに講師の先生が「半紙の折り方」「筆の使い方」「文字のバランス」「とめ」「はらい」など、留意点を説明されました。その後、講師や書道サークルの方、高校生は「いいね。上手に書けているね。」「頑張っているね。」など、ほめ言葉やいたわりの言葉をかけながら手厚く支援や補助を行っていました。子どもたちは、講師や支援者の適切なアドバイスや手厚い支援に応えるように最後まで集中して取り組み、どの子どもも自分が書いた清書のできばえに満足していました。

（子どもたちは手厚い支援を受け、時間いっぱい集中して取り組みました）

　「将棋教室」の子どもたちの感想では、「初めて将棋をしました。駒の動かし方がよく分かったので楽しく将棋ができました。」「いろいろな人と将棋ができました。将棋教室はこれからも続けて欲しいです。」などがありました。
　また、「夏休み子ども教室（習字）」の子どもたちの感想では、「最初はずっと下手だったけど、先生たちのおかげでだんだんうまく書けるようになりました。本当にありがとうございました。」「習字が好きになりました。もっと上手になれるように家でも練習します。ありがとうございました。」「声をかけてくれる人がたくさんいたので、うれしかったです。」などがありました。

　今年の夏も「猛暑」で、子どもたちは外遊びもままならず、家に閉じこもりがちだったと思います。各校区で開催されている行事や活動は、地域の方や高校生などとの交流の場、安心・安全で心地よい居場所となり夏休みの楽しい思い出になったと思います。
　また、北陵高校生にとっては、自分の得意なことを活かすことができ、「子どもや参加者の役に立つことができた。みんなから喜んでもらえた。」というやりがいを感じ、自己有用感を高める機会になったと思います。

 佐賀市教育委員会社会教育課　 子どもへのまなざし運動・若者支援推進室
〈みんなであいさつ　笑顔で団らん　いっしょにごはん〉
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