6月15日(土)、佐賀市星空学習館で行われた「子ども宇宙教室(星座早見傘を作ろう)」の体験活動を取材しました。
今回の体験活動のねらいは「星座早見傘の製作を通して楽しく星座と星について学ぼう」ということでした。「星座早見傘」とは、「ビニール傘にペンで星の位置を書くと星座早見表になり、傘を北極星に向けると、その時の星座の様子が分かる」という天体教具です。星座早見傘の製作の手順は、「型紙(星座名、星座の絵)を切り取り、ビニール傘に貼り付ける」「星座名や星座の絵を白いペンでなぞる」「方角ガイドを傘に貼り付ける」などでした。
子どもたちは講師(星空学習館学芸員)の説明に耳を傾けながら、長時間(90分間)にもかかわらず、集中力が途切れることなく根気強く作業に取り組んでいました。また、付き添う保護者の方は子どもと協働して作業を行ったり、補助したりしながら熱心に支援を行っていました。
(子どもたちは支援を受けながら根気強く作業に取り組んでいました)
「子ども宇宙教室」が終わった後、子どもたちは星空学習館の屋上にある天体望遠鏡で昼間の太陽の様子(黒点やプロミネンス)の観察も行いました。「太陽の黒点が見えました。」「プロミネンスかもしれない。」など、子どもたちは声をあげながら興味深げに太陽の観察を行いました。
(子どもたちは興味深げに天体望遠鏡を覗き、太陽の観察を行いました)
参加者のアンケート結果には、「いろいろな星座の名前を知ることができました。とても楽しかったです。」「今日作った星座早見傘の使い方を分かりやすく教えてもらいました。ありがとうございました。天気の良い日に家で観察しようと思いました。」「ふだん家や学校でこういう工作はできないので、とても楽しかったです。」という感想がありました。
「星座早見傘を作ろう」は星座や太陽について工作や観察から学ぶ、子どもたちにとって有意義で楽しい体験活動だと思いました。また、親子で語らいながら助け合って作業を行い、親子のふれあいや絆を深める機会にもなったと思います。
佐賀市教育委員会 社会教育課 子どもへのまなざし運動・若者支援推進室
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