2月26日(月)、本庄小学校で開催された6年生対象の「理容体験」の取材に行きました。この体験活動の目的は「理容体験を通じて、仕事のやりがい・苦労・楽しさを味わわせ、子どもたちの勤労観・就業観を育む。」ということでした。講師は「佐賀県理容生活衛生同業組合」の会員で、理容体験の支援者として現役の理容師(約30名)が参加されていました。また、6年生86名の子どもたちが参加していました。
(30名の理容師の方が参加し、子どもたちの理容体験の支援を行いました)
6年生の子どもたちは3~4名のグループに分かれ理容師の方からハサミやバリカンの使い方を教えてもらった後、的確な指示や手厚い支援を受けながら人形の髪をカットしたり、切り揃えたりする作業に取り組みました。
また、昨年フランスで開催された理容師の国際大会で4位に入賞された理容師の方が担任の先生(2名)の髪をカットするデモンストレーションも見学しました。ハサミやバリカンを使ったカットや刈り上げの手際の良さや仕上がりの見事さに子どもたちは感心している様子でした。
(真剣なまなざしで作業に取り組む子ども)(デモンストレーションを眺める子どもたち)
子どもたちから「とっても良い仕事だと思うし、きちんとした技術がないと理容師はできないと思う。理容師の方はリスペクトというかすごいと思いました。」「ふだん理容室で散髪をしてもらっているけど、理容師さんは高い技術を持っていることを自分が体験して分かりました。」「あっという間に先生がカッコ良くカットをされたのでおどろきました。」「自分のやりたいことの夢をかなえて理容師になってすごいと思いました。」などの感想がありました。
また、職員の方から、「この理容体験を通して、子どもたちに理容業というものに興味を持ってもらいたかった。子どもたちの進路は色々あるかもしれませんが、その進路選考の参考になればと思い体験活動を行いました。」という話がありました。
本庄小学校で開催された「理容体験」は進路の探索や選択に関わる基盤形成の時期にある6年生の子どもたちにとって、本物に触れたことで仕事への関心やあこがれを強くする機会になり、勤労観や職業観を育てる「キャリア教育」に繋がる素晴らしい実践活動だと思いました。
佐賀市教育委員会 社会教育課
子どもへのまなざし運動・若者支援推進室
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