2月1日(木)、新栄小学校で行われた6年生対象の「マナーアッププロジェクト(グループ面接)」の取材に行きました。この行事の目的は、「豊かな生活を営む上で必要な作法や話し方等を身につけ、学校生活の質の向上を図る」「改まった場で、自分の意見や考えを伝えることができる力を身につけると同時に、面接者から応援メッセージを子どもたちに伝え、子どもたちが高学年として自信をもって学校生活が送れるようにする」ということでした。
また、「マナーアッププロジェクト」には11名の地域(新栄校区)の方が参加されていました。そして、指導スタッフとして実際に子どもたちの集団面接を行いました。
(地域の方が指導スタッフとして子どもたちの集団面接を行いました)
集団面接の実施手順は「1グループの児童数は3〜4名とし、面接時間は12分間とする」「指導スタッフは、入退場や着座の態度を指導する」「指導スタッフは質問を行い、話し方や受け答えの内容を観察し指導する」「指導スタッフは受け答えでよかったところを子どもに伝えたり、励ましたりする」などでした。また、質問の内容は「あなたの座右の銘は何ですか」「中学校に進学するにあたって抱負をのべてください」「最近のニュースで関心のあるニュースは何ですか」「あなたのクラスのいいところはどんなところですか」などでした。
子どもたちにとって集団面接はとても緊張するような機会だったと思います。しかし、どの子どももきちんとした態度で質問に対して具体的な例をあげながら一生懸命自分なりの意見や考えを述べていました。面接者も支持的な態度で子どもたちの意見や考えを聴き、「具体的でいいね。」「さすがだね。」などほめ言葉や励ましの言葉をかけていました。
子どもたちの感想には「マナーアッププロジェクトでどんなことを質問されるのかとても緊張しました。だけど、地域の方が熱心に聞いてくれたのでうれしかったです。」「地域の方は、やさしく自分の意見を聞いてくれました。良かったところをほめてもらったのでうれしかったです。」などがありました。また、地域の方の感想には「子どもたちは質問に対してよく考えてきちんと受け答えをしたので驚きました。」「この行事をきっかけに子どもたちに声をかけたり、話したりしたい。」などがありました。
「マナーアッププロジェクト(集団面接)」は、子どもたちにとって自分の意見や考えを相手に伝える力を育むとともに地域の方の温かさを感じ、ふれあいや交流を図る有意義な実践活動だったと思います。
下の写真は令和5年12月4日(月)に行われた4年生対象の「マナーアッププロジェクト」の様子です。この時も地域の方が指導スタッフとして多数参加されていました。そして、「掃除道具の使い方」「挨拶の仕方」「服のたたみ方」など、分かりやすく手順を説明したり、自分自身でやって見せたり、優しく熱心に子どもたちの指導を行われていました。
(多数の地域の方が参加し、優しく熱心に指導を行われていました)
佐賀市教育委員会社会教育課 子どもへのまなざし運動・若者支援推進室
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