1月29日(土)、佐賀市兵庫北にある「アルタゆめ咲いちば」で、清和高校生が「美味しいさがを食べよう!」をテーマに制作したPR動画を披露しました。
PR動画の制作は、普通科文化教養コースの2年生(24名)がSBPの授業「まなざし講座」で昨年5月から取り組んだものです。SBPとは、「ソーシャルビジネスプロジェクト」の略で、地域の課題をビジネスの手法を用いて解決しようという取り組みです。高校生が主体となってまちづくりやビジネスを提案する。そして、その取り組みを地域で応援し支えていこうというものです。
当日は、「魚介」「野菜」「肉」などの6種類の動画をスーパーのそれぞれのコーナーで放映し、佐賀県産品の魅力を紹介しました。
(披露目前の生徒の様子:生徒は期待と不安で少し緊張した面持ちでした)
PR動画をお披露目する前、生徒たちは入口付近に集合して担任の先生や支援者から激励の言葉を受けました。生徒たちは期待と不安で少し緊張した面持ちでしたが、背筋をぴんと伸ばして担任の先生や支援者の話を聞いたり、代表者が大きな声で堂々と決意を述べたり、この取り組みに対する強い意気込みを感じました。
(動画をPRする肉担当グループ4名)
(支援者と綿密に打ち合わせする生徒)
(動画についてPRするグループ)
(佐賀県産品の魅力を客にPRする生徒)
生徒が制作した動画は、ハンドボール部などの部活動の様子に「私たちの筋肉はお肉でできている」というキャッチコピーを付けたり、魚介を使った鍋をみんなで囲む様子を撮影したり、それぞれ創意工夫のある素晴らしい作品に仕上がっていました。
担任の先生は、「まなざし講座の回数を重ねるごと、生徒が自信や力をつけてきたことが目に見えて実感できました。これからも未来の大人たちをしっかり応援していきたいと思います。」と、生徒の変容を承認し(褒め)、抱負を語られました。
「美味しい佐賀を食べよう!を動画でPR」の実践は、高校生という「未来の大人」の自己有用感や自尊感情を高め、地域への愛着を育む「市民性を育む教育」に繋がる取り組みだと思います。また、本気で高校生に関りを持ち、支援に携わった大人の行動は、まさしく「子どもへのまなざし運動」だと思います。
こうした高校生を含めた「未来の大人」の地域貢献の取り組みが広がり、それを支える大人が増えれば、今よりも活気のある住みやすい町になるのではと思いました。
(活動終了後の集合写真:生徒はやり遂げたという成就感で笑顔いっぱいでした)
※写真は、掲載許可を取っています。 (子どもへのまなざし運動・若者支援推進室)