10月17日南川副地区の海童神社秋祭りは、神事の後に旗持ちを先頭に神輿・笛・鉦・和讃・大太鼓一行の早朝5時神社出発で始まりました。まだ星が瞬く「下の宮」では奉行提灯の灯りを頼りに浮立を奉納。夏休み前の7月中旬から練習を開始した小学5・6年生38名も初めは緊張の面持ちでしたが、次第に緊張もほぐれ、大人の浮立に見劣りしない浮立を奉納することができた様子でした。「下の宮」での奉納を終え、堤防に出る頃には東の空が明るくなり始め、呉服地区の「八大竜王」、咾分地区の「天満宮」を回り、それぞれ浮立を奉納。南川副公民館で稚児一行と合流して町中を進むにつれ大勢の人に迎えられ、地区の人が如何に秋祭り奉納浮立一行を待ち望まれていたか、感じる事ができました。昼前には予定通り海童神社に到着。神社境内を埋め尽くした人々の見守る中で、五穀豊穣・大漁や安全に感謝して浮立を奉納。役目を終えた一行の面々には、ようやく緊張も取れた笑顔、達成感が見て取れました。奉納浮立保存会の大坪事務局長は「来年はもっと心が浮き立つような浮立で、南川副を元気にしていきたい」と、語ってくれました。