11月8日(金)、小中一貫校松梅校で人権講演会「松梅しゃべり場 〜いろんな大人と話してみよう」というタイトルで、子ども達と大人のトークフォークダンスが行われました。
トークフォークダンスとは、円を描くように並べた椅子に座ってフォークダンスのように相手を替えながらテーマに沿って話をすることです。
講師に鈴木智惠子先生(佐賀大学医学部看護学科教授)と加留部貴行先生(九州大学大学院客員教授)ご夫妻をお迎えし、児童・生徒約80人と校区内外の約50人の大人が参加しました。
(写真は渋谷校長先生のあいさつ)
講師の鈴木先生と加留部先生のご紹介。
いよいよトークフォークダンスが始まりました。
「好きな色は何色ですか」
「好きな食べ物はなんですか」
1分ずつフォークダンスの要領で与えられたお題について向かい合わせて話をして、終わったら挨拶をして反対方向にずれていくという流れで、沢山の人と話をしていきました。最初はちょっぴりはにかんだ様子の子もいましたが、慣れてくると大きな声で自分のことを話していき、時間が来るとしゃべり足りないような様子の子も多く見られました。
進行の加留部さんからも「どんどん熱量が上がっていくのがわかりました」と少し驚かれた様子でお話しされました。
会場は弾むような会話でにぎわいました。
子ども達は大人の話をよく傾聴し、自分のことをたくさん話してコニュニケーションを取っていました。
今回の講演会では、いわゆるダイバーシティ(多様性)と最近はよく言われますが、大人も子どももそれぞれいろいろな見方や考えがあり、価値観があり、お互いに理解をし合う心を持つことの大切さを教えていただきました。
大人の参加者からは、「自然が美しい環境で育った子ども達はとてもいい子ばかりですね」「松梅の子ども達とたくさん話せて楽しかった」との感想が聞かれました。
子ども達も、「楽しかった」「自分がこんなに(大人の人と)話せるとは思わなかった」などの意見が出ました。
参加した全員が充実感に満ち溢れた笑顔で終了したことが大変印象的でした。
SNSが主流になりつつある現代の子ども達の環境ですが、面と向き合って会話でコミュニケーションを取ることの良さや楽しさを改めて感じてくれたようです。