男女共同参画を巡る情勢
男女共同参画社会の実現については、少子高齢化の進展など社会経済情勢の急速な変化により介護や家事・育児が問題視され、重要な課題となっています。
男女共同参画関係の講座を開催
このため、松梅公民館では、5月22日(水)、佐賀市男女共同参画課と佐賀市男女共同参画ネットワーク"結い"(以下、「"結い"」という。)の皆さんの協力を得て、「男女共同参画講話」と題し、講座を開きました。
講座の内容は、
【1部】座学
テーマ:「誰もが自分らしく生
られる社会へ」
講 師:佐賀市社会人権・同和
教育指導員 松岡浩代
氏
【2部】朗読劇
テーマ:「家事・育児は誰がす
っと?」
「偏っていませんか?
あなたの家の介護」
講 師:佐賀市男女共同参画ネ
ットワーク"結い" の
皆さん
です。
※佐賀市男女共同参画ネットワー
ク"結い"
平成2年に「佐賀市女性の会」とし
て発足。平成19年に現在の名称と
なる。
男女共同参画に関する方言を使った
自作の朗読劇は大好評であり、性別
の違い等による思い込みに対し、気
付きを与えるなど、劇を通じた啓発
活動を行っている。
無意識の思い込みは押し付けを生じさせる要因
1部の松岡指導員の講話で特に強調された
ことは、
男女間の役割等に対する無意識の思い
込み(アンコンシャスバイアス)は、
時として決めつけ、押し付けとなり、
弊害やハラスメントを生じさせる。
そのため、一方の性が強調されないよ
うにする社会へ変化する必要があ
る。
という点であり、「男性はこうすべきだ。女性はこうあるべきだ」という無意識の思い込みに注意することに気付かされ、意識改革の必要性を感じました。
参加型の朗読劇
2部の"結い"さんの朗読劇では、2人の参加者と公民館スタッフ1人も加わりました。"結い"の皆さんの佐賀弁たっぷりの自作のおしゃべり劇の上手さに引っ張られ、参加者からは、「何とか気負うこともなくでき、楽しかった。」という感想が聴かれました。
今後も男女共同参画をテーマにした啓発活動を広げてくださいね。
★今回、来館された"結い"の皆さん