ものづくりコンテスト3連覇、九州大会も最優秀賞で全国へ

山田 宏一郎

山田 宏一郎

 6月に開かれた高校生ものづくりコンテスト佐賀県大会の自動車整備部門で、北陵高校に通う池田晨助さんが3年連続で最優秀賞に輝きました。3年連続での受賞は、学校単位で出場する測量部門以外では初めてということです。  県大会では自動車の基礎的な知識を問う学科と実技があり、実技では部品の測定や車両の点検整備、エンジンの故障の原因を探る課題などが出されました。池田さんはミスを最小限に抑え、ほぼすべての課題で最高得点をマークしました。  小さい頃から車が好きで整備士を目指す池田さんは、大会挑戦を意識し、中学3年から自宅で測定や学科の練習に取り組んでいたそうです。100分の1ミリの精度を競い、ほこりの付着によるわずかな誤差や器具の落下などが減点対象になるため、測定箇所の清掃、部品や器具の取り扱いなど基本を大切にしながら練習に励んでいるということです。  なお、7月に開かれた九州大会では最優秀賞を獲得し、この部門では2009年以来となる全国大会出場も果たしました。「目や耳、経験で故障箇所を素早く判断して、冷静に対処できるよう日々頑張ってきた」という池田さんは、11月に宮城県仙台市で開かれる全国大会に挑戦します。 20240716201252-89b48d5f6a5732250d30a1c41086b813affed8a6.jpg