4月9日(水)、巨勢町の史跡などを巡る『まちあるき』を開催しました。
令和3年に発行された『巨勢歴史マップ』を手に、いざ出発!公民館の近くの高尾交差点。この辺りは堂屋敷と呼ばれ、江戸時代には四方を堀に囲まれた役所が建てられていました。武士が常駐し、長崎街道を往来する人々を監視していたそう。今でも北側に堀が残っていました。
巨勢川東岸にある高尾宿公民館の付近には、江戸時代、佐賀藩の上納米の倉庫が立ち並んでいました。かつて近くには船着き場があり、近隣の村々から米が集められていたそうです。高尾宿公民館前の広場に案内板が立っていました。
巨勢川の近くには江戸時代、牛島宿、高尾宿という簡易な宿場が置かれていました。旧長崎街道を歩くと、かつての町割りや小道を今にとどめる風景を目にすることができました。(巨勢川にかかる高尾宿橋)
大化元年(645年)創建の巨勢神社。佐賀市内では3番目に古い神社といいます。県道工事のため境内の一部が買収されたため、鳥居と門の間に4車線道路が通る珍しいつくりになっています。
(道路の向こうに鳥居が見える)
さらに驚いたのは、門に取り付けられた大きなプロペラ。この日参加した人たちの話によるとプロペラは軍用機のもので、戦没者遺族の方から神社に寄贈されたものらしいとのことでした。
主催:佐賀市立巨勢公民館
(参加者6人)
ふるさと歴史講座