長崎街道と巨勢郷(ふるさと歴史講座)

巨勢公民館

巨勢公民館

郷土史家の森周藏さんを講師に招き、1月15日(水)と24日(金)にふるさと歴史講座を巨勢公民館で開催しました。

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15日のテーマは『長崎街道と巨勢』。巨勢の「牛島宿」「高尾宿」を中心に、江戸時代の様子を解説していただきました。

長崎街道には幕府と佐賀藩が認定した宿場のほかに、牛島宿や高尾宿などの郷宿と呼ばれる小規模な宿場がありました。宿泊は禁じられているものの商売は認められており、食べ物や飲み物を提供する店があったといいます。

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巨勢川の東にある高尾宿は水運に恵まれ、「高尾市場」と呼ばれる農産物の市が開かれ巨勢郷の中心地でした。現在の高尾宿公民館付近に「御蔵床」といわれる上納米用の倉庫が4棟あり、昭和期まで活用されていたそう。年配の参加者からは「あった、あった!」と懐かしむ声があがっていました。


森さんは最後に、長崎街道が通っていた証である「牛島宿」「高尾宿」の地名は、後世にぜひ残したいと話されました。(参加者21人)

主催:佐賀市立巨勢公民館