12月18日(水)、いきいき楽習講座最終回は鳥栖の製薬業のルーツについて学ぶべく、「中冨記念くすり博物館」と「久光製薬(株)鳥栖工場」の施設見学へ行きました。
まずは「中冨記念くすり博物館」へ到着。施設の方から館内について説明を聞きます。
やっぱりお土産は欠かせませんよね......って、いやいや、まだ見学前なのにお土産購入の列が。みなさんの購買欲、恐るべし(笑)
この地(田代)で配置売薬業として発展した、日本四代売薬「田代売薬」の資料が展示されていました。
ここは長崎街道の田代宿として交通の主要地であり、蘭学が盛んだった長崎から西洋の薬が手に入りやすかったことから、富山県の配置売薬人も多く訪れたそうです。
おかげで製薬の知識を学ぶ機会があったことや、飛び地というあまり強い統制を受けない地域だったことなどが発展の主な要因だったとか。
たまたま館内では、昔の色んな薬袋を展示するイベントが開催されていました。
プレゼントがもらえるクイズでは、施設の方を捕まえてヒントを...というか、もはや回答そのものを聞き出そうとする始末。さすがのツワモノ揃いです(笑)
「待ってくれ~!あと5分で集合時間です!」と参加者を追いかけ、小雨が降る中施設の外にある薬木薬草園へ。
続いて足を運んだのは、「久光製薬(株)鳥栖工場」。通称「サロンパス工場」と言われるところ。
残念ながら工場内は撮影NGのため、写真はここまで。
ここでは「サロンパス」の製造工程などを見学し、隣接する「久光製薬ミュージアム」では久光製薬の創業から現在までの歴史を知ることが出来ました。
日本四大売薬発祥の地でその歴史と文化を学び、有意義な一日を過ごすことが出来ました。