【報告】自主防災実践本部 現地視察研修に行ってきました!

北川副公民館

北川副公民館

2月18日(火)、北川副地区自主防災実践本部(共催 まち協 助け合い部会)の主催による現地視察研修に行ってきました。

1.日本レスキュー協会佐賀県支部「More Wan」
 家屋倒壊や土砂崩れ等で生き埋めになった被災者を発見する災害救助犬や、セラピードッグを養成する施設です。ここの災害救助犬は、能登半島地震でも活躍しました。
 またこの施設は、災害発生時にはペット同伴可能な避難所にもなります。
 ここでは、被災の際に、ペット連れでの避難の難しさを学びました。

2.武雄河川事務所高橋排水機場・六角川湛水池視察見学
 その後、高橋排水機場(国土交通省九州地方整備局武雄河川事務所所管)で、排水能力が九州一を誇る排水ポンプを見学しました。
 令和元年・3年と、大きな内水被害のあった六角川流域。この被災を受け、高橋排水機場の排水能力を引き上げる改修工事が施され、昨年3月に完成しました。またここでは、機場の改修による能力アップでは最近の水害は防げないということで、流域治水の考え方についても学ぶことができました。

 
 問題提起として、有明海の高潮リスクや嘉瀬川の決壊リスクなども紹介され、佐賀市のような低平地における垂直避難の難しさについて、改めて考えさせられました。

 最後に六角川の湛水池を見学しました。六角川の両岸に広がるヨシ原、これは洪水流を緩やかにして堤防が受けるダメージを軽くするというメリットもありますが、あまりに茂りすぎると洪水流の自然流下を阻害してしまいます。
 湛水池とは、川の岸に設置し、常に水を湛えることでヨシの繁茂を抑えることを目的に設置してあるそうです。