1月31日、令和6年度の金立校区社会人権同和教育推進協議会主催の視察研修が大牟田市の明治日本の産業革命遺産・三池炭鉱宮原坑及びガイダンス施設・石炭産業科学館の2施設において行われました。参加者34名はバス車中では佐賀市社会人権・同和教育指導員の西村さんより「炭鉱の歴史と炭鉱労働者への差別」について、また各施設ではそれぞれのガイドさんより炭鉱の歴史と炭鉱労働者へ差別の実情等を学びました。
三池炭鉱は明治日本の産業革命における石炭エネルギーの供給源として重要な役割を果たしました。しかし、同時に炭鉱労働の過酷さと労働者への様々な差別も存在していました。
炭鉱住宅で暮らすことで培われた価値観、すなわち「とことん付き合う」「分かち合い」は採炭作業時の危険性や入鉱時の生活状況、棟続きの家屋、水道や風呂の共同使用、鉱員間に出世競争がないことが考えられるそうです。
アンケートでは、「囚人労働・島差別など知らなかったことが学べてためになりました」、「ガイドさんの説明がわかりやすく楽しくてほんとに◎(二重丸)!」との声をいただきました。