1月21日10:00「第3回金立さが学」を開催しました。
今回は金立ゆかりの滑稽本作家 蒲原大蔵を取り上げました。講師は佐賀県立図書館 近世資料編さん担当 清水 雅代さんにお願いしました。
蒲原家は長崎警備責任者である養父がフェートン号事件のため切腹。大蔵は26歳で浪人となりますが、3年後に再勤が許されます。勤めを辞した後は、現在の佐賀市金立町西隈古墳近くに隠せいしました。十返舎一九をもじって「一遍舎十九」というペンネームで、佐賀の市井に生きる人々の姿を、佐賀方言を多用していきいきと表した作品は評判を呼びました。当時の風俗習慣や年中行事をこまやかに記しており、江戸時代の人々が具体的にどのように暮らしていたかを知ることが出来る一級の歴史資料、と清水さんは評されていました。
アンケートには、「金立地区の歴史の新しい面がわかった。」という感想をいただきました。
金立ゆかりの「蒲原大蔵」について学びました
講師の清水雅代さん 豊富な資料をもとに話してくださいました