5月例会は、「流域治水」に関する佐賀県の具体的な内水対策プロジェクトの取り組みについてでした。今回は「流域治水」の現状報告を佐賀大学の大串浩一郎教授にしていただきました。今回も川上校区から(まち協・自主防・公民館)4名が参加しました。行政(国・県・市)や大学、流域住民の参加で行うワークショップや意見交換会の報告や「流域治水」の課題対応についてお話しされました。嘉瀬川水系・六角川水系(特定都市河川指定)について、これまでの河川管理者だけの取り組みだけでなく、集水域から氾濫域にわたる流域全体に関わる関係者が主体的に取り組む社会へと転換していくことを課題として挙げられました。また、水災害対策「流域治水」の本格的実践に向けてハード・ソフトの加速に努めていく事や、国・県・市町・企業などの関係者が協働で、水害リスク軽減にあたっていくことの重要性をお話ししていただきました。今回の交流塾に参加して、住民の参加、住民の理解が如何に大事であるかということを改めて感じさせられました。
【於:さが水ものがたり館 8月17日(土)受講者30名・主催者側4名】