5月30日(木)29名の参加で、佐賀城本丸歴史館の藤井祐介氏による歴史講座「鍋島直正と幕末佐賀藩」を開催しました。
幕末期の佐賀藩主鍋島直正が近代化への取組みに類まれな、リーダーシップを発揮し、日本初の鉄製大砲鋳造、実用蒸気船建造を成し得た過程をさまざまな角度から分かりやすくお話ししていただきました。
直正が行った長崎警備の国防への意識から、幕府は、外国の侵略に備えて佐賀藩に大砲の製造を依頼しました。国防の根幹に関わる事項を一外様大名に託すという出来事には、佐賀藩の技術の高さが相当なものであったこと、また、直正のリーダーシップを実行できる人材が揃っていたということが当時の佐賀藩の重要なポイントで、人材育成に力を注いだことを含めて優れたリーダーであったということをうかがい知ることができました。