平成29年10月14日(土)に池上集落で、午前9時から五穀豊穣を願い、特にこの地区は水害による不作が多かったので水神様に奉納するのが主目的だったと伝えられています。今年は、家内安全・健康長寿などの祈願も合わせ水神さんだけでなく集落内の社寺や自治会長宅、新築住宅などにも奉納するようになった。
子どもたちがあでやかな着物を身に着けて舞う姿は一見に値します
平成29年10月15日(日)平野集落に於いて午前9時から
平野では、享保の飢饉(1732年・江戸時代中頃)の餓死者の供養を大庄屋・中原只右衛門尉正純が行ったことを契機に五穀豊穣や家内安全も祈願して始まったと伝えられている。その後、毎年、多額の経費や労力が必要なことから中止したが、その年に赤痢が大流行して死者数名が出たことから、お詫びの浮立を舞い、以後、浮立を中止しないことを村中に堅く誓ったと伝えられている。また佐賀藩主の御前浮立に出演したところ、藩主からお褒めの言葉をいただいたと言い伝えも残っている。
約280年前、江戸時代中期、享保の飢饉を契機に始まったといわれ、玄藩一流の厳かで、勇壮な舞です。
浮立には「天衝舞」や「踊り浮立」など幾つかの種類があるが、平野や大願寺の浮立は天衝舞、池上の浮立も、もともとは天衝舞であったが、今ではあでやかな衣装をまとった子供たちが舞う浮立に変化したのが特徴である。