今年度も計5回を予定して行っている「開成健康ひろば」ですが、昨年度からお世話になっている、おたっしゃ本舗鍋島の實松さん、開成校区在住でありレクリエーション介護士の田中さんに加え、新たに佐賀市 高齢福祉課 介護予防係より谷口さん、佐賀市社会福祉協議会 地域支援課より牟田口さんという人材を得、開成校区の健康づくりのために毎回打ち合わせをしております。
最初に取り組んだのは、お家でもできる「体力アップ」でした。
あまりたくさん詰め込むと、やる気がなくなってしまうのでは?と思い、次の2つだけ参加者の皆さんにご提案しました。
①新聞紙を丸めて「握力アップ」
②椅子を使っての「片足立ち」
無理のない範囲でがんばってくださいと、カレンダーを作り毎回お渡ししました。
また、毎回握力測定と、片足立ちの時間を測ってきました。最後にグラフにしてお渡しできたらと思います。数値が毎回上がるというよりは、「現状維持を目指す」ことを目標にしていただければと思います。
なお、「今まで開けきれなかったペットボトルの蓋が開けきれるようになった。」といった嬉しい声も届いています。
そういった中、今回(12月10日・火)西九州大学の健康福祉学部 スポーツ健康福祉学科 講師の山口裕嗣さんと、学生の皆さんのご協力を得て、体の体組成や運動機能分析などを行っていただきました。
まずは自分の体を知ることから。そして次回は今回得たデータをもとに、効果的なストレッチなどをお伝えすることとなっています。
西九州大学の山口さん(左)と学生の皆さん。
まずは身長測定。こんな機械で測れるとは・・・。こちらは運動機能を分析してもらっています。何度か立ったり座ったりを繰り返し、立ち上がり時の素早さや、力強さ、バランスを数値化してもらいました。こちらは体組成計といって、体の成分(体脂肪、骨、除脂肪軟組織)を測ります。これを測ることによって、筋肉量の減少や内蔵脂肪の増加などがわかるそうです。こちらは動脈硬化度を測ってもらっています。動脈の硬さなどがわかり、血管年齢がわかります。こちらは歩行姿勢測定です。歩く速さや揺れ、腕の振り方などで、歩行年齢が測れます。なお、たいていの方が、実年齢よりも10歳以上高いケースがほとんどでした。ちなみに歳相応(20歳代)の歩き方をされた学生さんの様子を右に表させていただきました。たしかに力強い感じがしますね。データの見方を教えてもらっています。これをもとに、自分に必要な運動・ストレッチを教えていただき、さらに健康をめざしていく予定です。