災害用使い捨てトイレを今すぐ備えましょう!
8月8日の夕方に起こった「宮崎県日向灘を震源とする地震」。すごく長い揺れで驚きました。被害はなかったでしょうか?
さて、少しショックなお話です。
- すみません!当公民館に避難なさったとき、あなたの分のトイレは用意出来ないかもしれません。
- 避難なさるとき、ご自分のトイレは自分で準備してください。つまり、備蓄しておいた使い捨てトイレを必ず持ってきてください。
2019年の佐賀豪雨のとき、トイレの水が流れない現象が佐賀市で発生しました。
雨水が大量にマンホールに流れ込み、浄化槽までの下水管が満杯状態になり、トイレの排水管の空気の圧力が高まるため、逆流現象を引き起こしたことが原因だそうです。
そういえば、トイレから汚水が吹き出してきたという話も多く聞かれましたね。
そうなると、避難所である公民館のトイレも使用不可となります。
女性用・男性用・多目的用に設置できる簡易トイレは、それぞれ1個です。
人は1日平均5回トイレに行くと言われています。仮に50人の方が避難所に避難してこられた場合、1日で250回(5回×50人=250回)もの利用がある計算となります。
すぐに順番待ちになることに加え、凝固剤を入れながら袋に排泄物をためていく簡易トイレでは悪臭との闘いとなることが予想されます。
この状況が続いた被災地では、体調不良や病気が広がり、高齢者や基礎疾患のある方などから災害関連死者が出るなど、トイレ不足の問題は非常に危険だと言われています。
そこで出てくるのが、「使い捨てトイレ」です。
これがあると、指定場所のほかでもそれぞれ用を足すことができ、排泄物の入った袋はそのまま「燃えるゴミ」として処分することもできます。
ただし、循誘公民館に備蓄された「使い捨てトイレ」は270個。つまり、50名全員に配ると1日分程度。
そこで皆さんにお願いしたいのが「使い捨てトイレを一人20個程度備蓄しておく」こと。
100均やホームセンターで、3,000円程度で購入できます。
1日5回の3日分。5回×3日=15個。それに余裕をみて20個を備蓄しておけば、少なくとも悪臭や不衛生地獄を回避することができ、あなたの命を守ることになるかもしれません。