知って備える〜今からできるおひとり様の終活〜

循誘公民館

循誘公民館

7月30日(火)、循誘公民館主催「YOU誘大学」では、おひとり様高齢者にとって必要な備えについて学びました。
講師は、(一社)終活支援協会の堤健太郎さん(理事長)と川口聡さん。

「おひとり様高齢者」とは、
 一人暮らし、
 未婚のため誰も身寄りがない、
 子どもがいない(または遠方にいる)、
 家族はいるが頼れない、疎遠になっている・・・等、頼れる方が身近にいない方。

おひとり様に対しては、公的支援がまだまだ追いついていないという現状があるそうです。

20240809103501-092903ee0a162d3e7cd4f46a0bd8812059362c61.jpgおひとり様が備えておくべきことは次の3つだそうです。

①身元保証(入院や施設に入ったあとのことをしてくれる人)
②生活支援(認知症等の状態になったときに生活を助けてくれる人)
③死後事務(死後のことをやってくれる人)

解決方法として、
①弁護士などの「士業」へ依頼する
②友人・知人に依頼する
③終活支援を行っている民間企業に依頼する

の3つの方法がご提示されました。

後見人ではだめなの?と思いますが、後見人は認知症などで判断能力が低下したときに本人に代わって財産管理や身上保護を行う制度で、いわば「本人の代わり」。ご本人がご逝去した時点で終了します。
一方、身元保証人は、生活支援や緊急時の連絡、死後対応をする「家族の代わり」という役割があり、両者の違いも学べました。

身元保証人の役割を備えるため、選択肢の一つとして、協会さんなど民間のことも学ぶ必要があるようです。

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