歴史文化部会のねらいと小学校との交流

ねらい

部会のねらいは、兵庫小学校の児童や町民の方々に兵庫町の歴史や史跡などを分かりやすく提供することです。今、兵庫町は兵庫南・北土地区画整備事業などによって生活が大きく変容している地区があります。それに伴い、若い人や子どもが増えており、これらの人々にも兵庫町をよく知ってもらいたいと思っています。そのために毎月1回の例会を開き、史跡巡りや資料を見つけて兵庫町の歴史を学んでいます。今年度は前回の町史にその後の30年史を付け加えた冊子を、来年2月に発行する予定です。また、兵庫小学校にも出向き、児童にいろいろな町史を語りたいと思っています。

 

兵庫小学校3年生への講話(6月11日)

6月11日に3年生約30人に「兵庫小学校の歴史」と「戦後間もない頃の学校の様子や遊び」について話しました。学校の歴史については、明治7年に若宮・瓦町・藤木・渕小学校の4校で出発し、明治11年に順成・渕藤小学校の2校に、明治32年には兵庫尋常高等小学校1校へ統合されたことを説明しました。学校の様子で児童が驚いたこととして、男女別クラス・水泳大会は学校周辺の堀で・服装は着物が主流・男は風呂敷、女は竹のランドセル等です。女の子の遊びでは、羽根つき・あやとり・お手玉、男の子は桑の実や野いちごを食べたり、わらでほうきを作ってお金を稼いだことなどに現在とのギャップを感じて興味深く聞き入っていました。約40分の話でしたが、質問が多く出て短く感じる1時間でした。 

例会(6月27日)

6月の例会を開きました。町史に載せる3つの原稿(西中野天満宮・豆祇園・経島寺)を検討しました。終わりに兵庫尋常高等小学校児童「心の鏡」を見ながら、「校訓」・「教室内の児童十箇条」・「校内の児童五箇条」・「校外の児童十箇条」を朗読したり、校歌を懐かしく歌いました。次回は、7月18日(金)に旧小学校の史跡を巡る予定です。 

兵庫小学校3年生の発表会(7月1日)

6月11日の総合的な学習の時間を利用して、兵庫小学校3年生が兵庫町公民館・ひょうたん島公園・ゆめタウン・コンビニの4カ所に分かれて、聞き取り調査を行っています。歴史文化部会は、兵庫町公民館で兵庫小学校の歴史と戦後間もない頃の学校の様子や遊びについて話しました。この調査を班ごとにまとめ、7月1日に発表会がありました。それに招待されて、子ども達の発表を聞きました。2人の司会者はスムーズに会を進行させ、発表者は自分たちの調査で大切に思ったことを元気に発表していました。招待された古賀さんは、「発表する人がみんなの前で堂々と発表する態度に感心した。」と講評しました。この発表会は、歴史文化部会から子どもたちへの話が、どのように子どもたちに伝わったのかを知る良い機会になりました。
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