2月13日(木)に東与賀農村環境改善センターにて開催しました。
癒やしやリラックス効果が期待され、生活習慣に取り入れる人も多いお香ですが、香原料を自分の好みに合わせて配合し自分だけの完全オリジナルなお香を作るといった経験はあまりないと思い、今回の体験教室を企画したところです。
香りは人の脳に0.2秒で届き、自律神経系やホルモン系、免疫系に影響を与え、脳を元気に保ち、肉体疲労改善や精神疲労改善に絶大な効果を発揮するとも言われているそうです。
上の画像は練香(ねりこう)です。講師が会場の入口で炊いてくださり、参加者のみなさんをいい香りでお出迎えしていただきました♫
その講師には、癒やしと笑いと元気をモットーに、声のお仕事(MC、ナレーション、パーソナリティー)や笑いヨガ講師など多方面でご活躍されている、中町美佐子さん((一社)華笑み香認定香司)をお招きしました。
今回の体験教室では「文香(ふみこう)づくり」に挑戦しました。
文香(ふみこう)とは本来、平安時代に文(ふみ)を交わす男女間で行われていた想いを伝えるためのアイテムでした。現代でも本来の手紙に添える使い方はもちろん、名刺に香りをうつしたり、本や手帳のしおりとして使用される方もいらっしゃるそうです。
冒頭、まずは講師による自己紹介とお香についての知識をいろいろと教えていただき、お香づくり体験はスタートしました。
・白檀(びゃくだん)... 代表的な香原料。浄化力があり、防虫効果がある。
・丁子(ちょうじ)... 東洋の代表的な香辛料のひとつ。防虫・防腐効果がある。
・桂皮(けいひ)... シナモン。古来より薬や香料の調合に使われている。
・菊花(きっか)... 菊の花をすりつぶしたもの。中国では不老長寿の薬として使われている。
はじめに、用意された小瓶に白檀と丁子を自分の好みの量に合わせて入れ、香りを確認したら蓋をして振り混ぜます。入れる量や振り混ぜる時間によって香りが変化するのを楽しみながら、続いて桂皮、菊花を投入して香りを確認したあと、さらに振り混ぜました。使用する香原料の種類にもよりますが、振る合間合間に香りの変化を確認しながら作業を慎重に進めていくことが、自分の好きな香りに近づけるためのポイントのように感じました。
完成したら和紙の小袋に移し替え、圧着して密封したら完成です。参加者は、隣や前後の席の方とお互いの香りを嗅ぎ比べして感想を交換されたりしていました。
この状態のままで保存したりすることも出来ますが、前段でお話したように、折り紙などで作った小袋に入れて名刺や名前札、お財布の中に忍ばせたり、手作りしたしおりの中に入れて本や手帳に挟んだりすることもオススメとのことです!
今回体験された参加者のみなさんからは、
○文香づくりは初めてでした。量、ふり方で香りが変化していくのが楽しかった。
○興味があったことが講座として実施されて嬉しかった。
○自分で調合できた香りが楽しい。
○いろんな香りがあって楽しかった。調合するのが面白い。他の香りも試したい。
○ゆっくり!ゆっくりの作業で良かったです。先生のお話もすてきです。
などの感想をいただきました。参加されたみなさん、ありがとうございました!
最後は全員で記念写真をパシャリ☆!!☆
(おまけ)
無事にお香づくり体験が終了し、これで終わりかと思いきや、当館館長の一声により少しだけ笑いヨガを体験させていただけることに...
こちらも前段でご紹介しましたが、中町さんは笑いヨガの講師もされており県内外でご活躍中なんです。ここ東与賀公民館でも先月教室を開催したところで、今回の参加者の中にも数名、笑いヨガ教室に参加していただいた方もいらっしゃいました。
というわけで、短い時間でしたが笑いヨガ体験の様子もご紹介しておきますね♫
帰る時のみなさんの笑顔がとても素敵で、楽しかった〜という気持ちがとても伝わりました!
ご参加いただき、本当にありがとうございました!