(令和3年8月27日(金)佐賀新聞「オピニオン」のページに掲載されました)
第40回のラジオ体操会
8月7日早朝、東与賀運動公園広場で、公民館主催の「第40回東与賀町ラジオ体操会」を開催した。40回という大きな節目は、コロナ禍ではあったが、周囲との距離に配慮し、300人程度の参加者があった。 ラジオ体操会は、地域の皆さまが過去営々と築き上げてこられた、歴史と文化でもある。また、自治会単位でも開催されており、ラジオ体操文化がすっかり定着しているといっても過言ではない。
ラジオ体操会の目的は、町民の健康増進と体力向上ではあるが、今や「人生100年時代」ともいわれ、元気に自立して過ごす「健康寿命」を延ばす必要がある。心と身体の健康のバランスは、その両輪ではないだろうか。 ラジオ体操会での心の健康づくりは、一堂に会することで、大人から子どもへの、また子どもから大人への双方向のまなざしとコミュニケーションで培われる。身体の健康は、ラジオ体操の実技そのものである。
昨年はコロナ感染防止で中止した。まだまだコロナ収束までには至っていないが、夏休み期間中でもあり、巣ごもり状態の中で、普段会えない方々との無事を確認する場ともなったようだ。コロナ禍の開催にあたり、主催者としはコロナ時代の造語である3密回避、社会的距離などを、子どもから一般の方まで理解されるように、具体的かつ平易な表現に落とし込む大切さも教えられたのである。
無事に終えることができ、共催・後援となっていただいた各種団体、日頃からご協力いただいている小中学校はじめ、各種団体及び皆さん方に厚くお礼を申しあげたい。