令和6年3月、当部会の活動実績や今後の方針等について各会員さんの自由な発想で、「自然と環境について」日頃考えられていることを発表下さい、との部会長の挨拶で始まりました。〈自由な発想〉の一言が、会員さんの背中を後押してくれたのでしょう。今まであまり話題に上らなかった、蓮池公園及びその周辺についての自然環境の課題点について活発な意見が出てきました。
アオサギの園内の棲みつきによる、夜間の鳴き声騒音・放糞問題。
さらには園内木々の繁茂によって、遊園地で遊ぶ子供達の防犯が危うくなっているのでは、との指摘を受けて『遊具を公園北側に移動できたら今より、町民の目が届くのではないだろうか!』との意見もありました。
そのような話題につづいて、自然の形態を壊す、非常に不気味な植物の話に移行していきました。特定外来生物(今回話題となったのは「植物」)についての指摘でした。
後日、町内のガードレール設置の道路端、水路、田んぼの畦など探索してみたところ、話題になっていた植物の群生を見つけだしました。オオキンケイキク(和名:大金鶏菊と書く)はカタカナだと覚えるのに苦労しますが、漢字だとスッキリ納得できます。たいへん鮮やかで、夕陽に透過すると黄金に輝く鶏のトサカのようでした。
北米原産で、派手な黄金色が人目を引くため、観賞用、ドライフラワーとして輸入されたそうですが、その繁殖力は凄まじく、在来植物を脅かす特定外来生物に指定されているため、栽培、運搬、販売、野外に放つなどが強く禁止されているそうです。
綺麗な花ですが、この花、自宅で栽培、移植などすると、その土地で育っている花や作物等を壊滅させる恐れがあるとのことです。取り扱いにはくれぐれも、「ご注意ください!!」
※オオキンケイギクに似た花に「キバナコスモス」があります。蓮池でもよく見かけます。この花はメキシコ産で、庭園に花として特に、問題はないそうで、特定外来植物には指定されていません。
当部会名称は「自然と環境を考える会」となっています。この「考える会」は蓮池のその周辺の自然や環境の悪化状況を監視し、どうすればよいのか?町民の皆さんにお知らせすることを活動の一環として、考えていきたいと思っています。