回を重ね、ことしで第34回目。歴史ある蓮池の伝統行事天賜園月まつり「観月会」を令和元年10月12日(土)、まちづくり協議会主催で開催しました。
今年は、遠く離れた静岡県の伊豆半島に上陸した台風19号が、この蓮池の地にも影響し、公民館中庭での野点の煎茶振る舞いが室内に変更されたり、会場を盛り上げる物産販売用のテントや来場者の足元を照らす幻想的な行燈などが設置できず、設営的には縮小した催しとなりました。しかし、会場の盛り上がりは例年以上。
芙蓉中吹奏楽部演奏を皮切りに、「蓮の池節」の舞踊、蓮池名物「芋茶粥」の紙芝居と接待、「観月会」に相応しい『和』を中心とした「夢あかり月あかりコンサート(琵琶・雅楽・オカリナ)」、そしてフィナーレお楽しみ抽選会などなど。
当日は月例13.4の「上弦の月」で、翌々日の14日(体育の日)が満月となるほぼ真ん丸のお月さんが、伝統ある「観月会」に花を添えてくれました。
【準備から本番まで当日の様子を紹介します】
⇩会場づくりも着々と!!
⇩受付では大抽選会の抽選券配布を忘れずに!!
⇩会場入り口では地元産の新鮮野菜が格安で販売されました。台風の影響で今年はテントがありません!!
⇩蓮池自慢の「芙蓉窯」で美味しい芋が焼き上がりました!!
⇩石窯で焼いた焼き芋の売れ行きは好調!!
⇩駐車場係は陽が沈む前に投光器をcheck。館外での来場者受入れ準備OK!!
⇩「ススキ」に「団子」と会場内の雰囲気も最高に!!
⇩自治会婦人部の皆さんが担当する「芋茶粥」の準備も着々と!!
⇩「芋茶粥」は水一升・米一合と言われています。当時の質素倹約の精神がうなずけます!!
⇩自治公民館長会会長の司会進行で「観月会」プログラムスタート!!
⇩オープニングは芙蓉校吹奏楽部の演奏。生徒たちの手話も交え、先ずは会場全員で合唱!!
⇩小学生も飛び入りで演奏に合わせ踊ってくれました!!
⇩「蓮の池を語り継ぐ会」の皆さんによる紙芝居。会長より今年の紙芝居題材「蓮池の芋茶粥」について説明がありました。『島原たいへん、肥後めいわく』の言葉の意味は、皆さんご存じでしたか??
⇩「芋茶粥」が「何故」蓮池に根付いたのか、そのルーツを紙芝居で教わりました!!
⇩蓮池の伝統芸能として後世に残していきたい「蓮の池節」を、今年は城南老人クラブの皆さんにより披露して頂きました!!
⇩「今晩は!! 僕は芙蓉校小学部3年の〇〇です。総合学習で「観月会」について調べています。インタビューしてもいいですか?」と子どもたちがインタビュアーとなり「観月会」を盛り上げてくれました。快く対応して頂いたスタッフの皆様、ありがとうございました!!
⇩残念ながら「月を眺めて風流に」とはいきませんでしたが、館内で「売茶翁の駅」の垂れ幕を下げ煎茶を振る舞いました!!
⇩子どもたちも煎茶の味をかみしめながら美味しくいただきました!
⇩「芋茶粥」の振る舞い。大人も子どもも舌鼓!!
⇩接待役のハッピ姿まち協スタッフ、頑張ってま~す!!
⇩「夢あかり月あかりコンサート」のトップバッターは薩摩琵琶鶴田流・北原香菜子さんの演奏!!
⇩演奏の合間に琵琶の楽器が桑の木から造られていること、楽器には月の彫りが入っている事など説明をいただきました!!
⇩次は、雅楽演奏のメンバー紹介。全員が浄土真宗のお坊さん仲間(同好会)と紹介され、会場からは一瞬「ドヨメキ」が!!
⇩雅楽の楽器(楽太鼓・笙・篳篥ほか)について紹介がありました!!
⇩会場は月まつりに相応しい「和」の音色にウットリ!!
⇩コンサート最後のオカリナの調べでは、昨年に続き大園由紀子さんより「里の秋」や「北の国から」など馴染みの曲を演奏していただきました!!
⇩オカリナと古館順子さんによるソプラノ独唱とのコラボを披露していただきました!!
⇩「観月会」最後のお楽しみは大抽選会。来場者数約280名の中から豪華な景品18本は果たして誰の手に。1本目はまち協会長が抽選!!
⇩特賞の高級自転車は公民館長が抽選。館長"責任重大"恨みっこなしです!!
⇩いよいよ特賞「高級自転車」当選者の発表です!!
⇩その時、会場は一瞬"静寂"。抽選券(半券)を握るその手に、つい「力」が!!
⇩特賞当選者"決定"。感激のあまり喜びの声を聴く間もなくも、景品前での記念撮影にも至りませんでした!!
⇩お楽しみ大抽選会も終了し、来場者が帰路につく頃には風もおさまり、雲もなく、ほぼ真ん丸のお月さんが見送ってくれました!!
■以上です。関係者の皆様、大変ご苦労様でした。