ふじオレンジプロジェクトは、誰もが安心して暮らせる地域を目指して地域の福祉を支える皆さんの研修会として実施されています。また、認知症サポーター養成講座を受講された方のスキルアップの機会にもなっています。
この「ふじオレンジプロジェクト」が10月18日(金)富士公民館多目的ホールで開催されました。
第1部は地域の支え合いの実践事例として、NPO法人かわかみ・絆の会理事長の松﨑逸夫さんのお話でした。
住み慣れた地域で暮らし続けるために高齢者の移動支援事業を立ち上げて10年、地道な活動の中で経験した喜びや苦労、課題などをお話しいただきました。続けていくためには「人、金、モノ」が必要で、そのためにふるさと納税などの知恵を絞り、地域の課題解決に取り組んでいるとのこと。運転中に利用される方がおかしいと感じたら民生委員につないでいることなどの仕組み作りは大変参考となりました。
第2部では日常生活で役に立つ運動習慣について、冨士大和温泉病院リハビリ科の理学療法士、溝上佳明先生にご指導いただきました。
高齢になればなるほど身体機能の低下が進行します。でも日常の暮らしに運動を取り入れ、そして人との交流を大切にすることで健康な状態を維持していける可能性があるということです。ADL(日常生活動作)についてしっかり考えましょう。